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2023年08月19日() - 2023年08月19日()講座・ワークショップ

講座「文学と絵から知る、江戸期吉原遊廓の音楽文化」

講座「文学と絵から知る、江戸期吉原遊廓の音楽文化」

江戸時代の音楽文化を知るには、当時の文学や絵がひとつの手がかりとなります。
吉原遊廓は、江戸の文化の一大拠点でありながら、今日の私達にとっては謎の多い場所。
この講座では、洒落本や随筆の記述、浮世絵などから、吉原遊廓での音楽の様相を探ります。

日 時:8月19日(土) 18:30~(18:00開場)
会 場:浜松市楽器博物館 天空ホール
講 師:青木慧、町田夢子(三味線演奏)
料 金:一般2,000円 学生500円(24歳以下学生)
当日券は、開館時間ならびに17:30より楽器博物館受付にて販売いたします。

※6/4(日)よりチケット発売

チケットは、アクトシティ地下1階チケットセンター浜松市文化振興財団オンラインショップにて販売します。

 

青木 慧(あおき けい)

群馬県前橋市出身。東京藝術大学大学院 音楽研究科 博士後期課程(音楽学)に在籍。現在は、吉原遊廓における音楽文化を、近世文学の視点から研究している。その傍ら、作詞/脚本家・演奏家(歌/ピアノ)としても活動を行い、幅広い年代を対象とした各種レッスンも実施している。

 

 

≪三味線演奏≫
町田 夢子(まちだ ゆめこ)

生田流箏曲・地歌演奏家。祖母が趣味で箏を習っていた縁で、5歳より箏、後に地歌三絃を柴田つぐみに師事。17歳より深海さとみにも師事。24歳より胡弓を小池典子に学ぶ。
2015年東京藝術大学邦楽科に入学。在学中に宮城賞、常英賞を受賞。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞し、皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行う。2019年同大学院に進学。2021年修了。
現在はさまざまな演奏活動を行う中で研鑽を積みながら、指導や自主企画にも力を注いでいる。
2018年第31回市川市文化振興財団新人演奏家コンクール邦楽器部門優秀賞、2019年度宮城道雄記念コンクール2位入賞。宮城社教師。彩桜会、深海邦楽会、森の会、同声会、埼玉県三曲協会、公益社団法人日本三曲協会会員。箏×打楽器Duoいとこまち、和楽器集団「鳳雛」、箏アンサンブル十色メンバー。深海合奏団団員。


特別展「どうする江戸の音楽 天下泰平の世に花開いた楽器 三味線」

会  期:2023年7月15日(土)~12月12日(火)
開館時間:9:30~17:00
会  場:地下展示室 企画展エリア(メイン展示)
1階展示室 日本エリア(サテライト展示)
観  覧  料:入館料でご覧いただけます
主  催:公益財団法人浜松市文化振興財団、浜松市
後  援:静岡新聞社・静岡放送、中日新聞東海本社、浜松ケーブルテレビ株式会社、FM Haro!、K-MIX

徳川家康が江戸幕府を開き、天下泰平の世を迎えた江戸時代。
音楽は庶民にも開かれたものとなり、百花繚乱ともいうべき多彩な広がりをみせました。
この特別展では、江戸時代に完成した三味線とその音楽を主な切り口として、当時の音楽文化を紹介します。
また、虚無僧が吹いた地無しの尺八や、八橋検校によってはじめられた箏曲など、江戸の音楽文化を特徴付けるそのほかの楽器や題材もとりあげます。