2025年05月09日(金) - 2025年05月09日(金)音楽の広場
楽器の可能性を考える Vol.2 ~世界と繋がるヴァイオリン~
スペシャルギャラリートーク
楽器の可能性を考える Vol.2 ~世界と繋がるヴァイオリン~
ヴァイオリンは16世紀に北イタリアで登場して以来、ヨーロッパの室内楽やオーケストラで中心的な役割を果たしてきました。同時に、その持ち運びやすさや楽器としての特性から、世界各地の伝統音楽を含むさまざまな音楽文化に取り入れられ、広く浸透しています。
本イベントでは、汎用性の高いヴァイオリンを切り口に、楽器の展示方法や教育普及活動など、博物館における楽器の可能性について考えます。一般的に、楽器は音楽を演奏するためのものとされていますが、博物館や資料館などのアーカイヴ施設に収められた、演奏することのできない楽器にはどのような意味を見出せるでしょうか。
音楽の専門知識は問いません。演奏家、学芸員、研究者、教師など、楽器に関わる方、あるいはこれから関わってみたいすべての方を対象としています。一般の方の聴講も可能ですので、奮ってご参加ください。
日 時:5月9日(金) 11:00~12:00
会 場:館内 天空ホール
料 金:入館料のみ
出 演:酒井絵美、石井紗和子
共 催:東京藝術大学未来創造継承センター
■酒井 絵美
〈東京藝術大学未来創造継承センター特任助教 / 音楽家〉
東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学(音楽民族学)専攻修了。
専門は、世界各地で使われるヴァイオリンに関する研究及び演奏。
主な出演は、NHK、NRK(ノルウェー国営放送)、ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2017・2024、Kinck dagane 2019(ノルウェー)。
著書に『中東世界の音楽文化~うまれかわる伝統』。
■石井 紗和子
〈浜松市楽器博物館 学芸員〉
キュレーターとして、音楽と楽器から文化や社会について考える場づくりを試みる。2020年より浜松市楽器博物館に勤務。これまで担当した展覧会に「発見!楽器の動物園」「どうする 江戸の音楽」「海をわたった楽器たち 多彩な文化の地 ラテンアメリカの旅」など。
上智大学国際教養学部卒業、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修了。