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2021年09月22日() - 2021年09月22日()レクチャーコンサート

【完売】第203回レクチャーコンサート「シューベルトとフォルテピアノの密な関係~同時代の作曲家作品とともに~」

【完売】第203回レクチャーコンサート「シューベルトとフォルテピアノの密な関係~同時代の作曲家作品とともに~」

日 時:9月22日(水) 18:30開場 19:00開演
会 場:アクトシティ浜松 音楽工房ホール
料 金:一般2,500円 学生1,000円(24歳以下学生) 完売しました。当日券の販売はございません。
出 演:川口成彦(フォルテピアノ)、柴田俊幸(フルート)
曲 目:ハンガリーのメロディー ロ短調 D817/シューベルト
(予定) ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 作品137-1,D384(フルート版)/シューベルト
ピアノソナタ へ短調 op.8/ブルグミュラー

チケット取扱:浜松市楽器博物館、アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ
※8月1日(日)より発売
お問合せ・チケット予約:浜松市楽器博物館(053-451-1128)

※当初出演を予定していた「コンソーネ弦楽四重奏団」は、新型コロナウイルスの世界的蔓延により来日が難しくなったため、内容を変更しての開催となります。

 

川口成彦(フォルテピアノ)

1989年に岩手県盛岡市で生まれ、横浜で育つ。現代のピアノのみならず、フォルテピアノやチェンバロ、クラヴィコードといった歴史的な鍵盤楽器を用いても演奏活動を展開している。
第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位、ブルージュ国際古楽コンクール・フォルテピアノ部門最高位、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール〈M. クレメンティ賞〉優勝はじめ数多く受賞。フィレンツェ五月音楽祭、モンテヴェルディ音楽祭(クレモナ)、「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭(ワルシャワ)等、欧州の音楽祭にも出演を重ねる。
アムステルダム国立美術館の特別展示ではスクエアピアノによる録音が使用される。協奏曲では18世紀オーケストラ、{oh!}Orkiestra Historycznaなどと共演。2018年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーと共に室内楽形式によるピアノ協奏曲のリサイタルをオランダにて開催する。2016年にはアメリカにてニコラス・ダニエル(オーボエ)、サクストン・ローズ(バソン)と共にプーランクの『オーボエ、バソンとピアノのための三重奏曲』の最終稿の世界初演を行う。東京藝術大学/アムステルダム音楽院の古楽科修士課程修了。
2016年度明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。第46回日本ショパン協会賞受賞。第31回日本製鉄音楽賞 フレッシュアーティスト賞受賞。
2018年に自主レーベルMUSISを立ち上げ、バルトークの『2台のピアノと打楽器のためのソナタ』が記念すべき第一弾としてアナログレコードでリリースされる。またスペイン音楽をこよなく愛し、2019年にはCD『ゴヤの生きたスペインより vol.1』を発表(レコード芸術・朝日新聞特選盤)。そのほかドゥシークの作品集(BRILLIANT CLASSICS)、シューベルトの作品集(Fuga Libera・レコ芸特選盤)、『ショパン  夜想曲&小品集』(ACOUSTIC REVIVE・レコ芸特選盤) など。

 

柴田俊幸 (フルート)

香川県立高松高校卒業。大阪大学外国語学部中退。ニューヨーク州立大学音楽学部卒業。奨学金を得てシドニー大学大学院音楽学部研究生、ベルギー政府より奨学金を得てアントワープ王立音楽院修士課程、ゲント王立音楽院上級修士課程を修了。これまでにブリュッセル・フィルハーモニック、ベルギー室内管弦楽団などで研鑽を積んだ後、古楽の世界に転身。ラ・プティット・バンド、イル・フォンダメント、ヴォクス・ルミニスなど一流の古楽器アンサンブルに参加し欧州各地で演奏。また室内楽では、バルト・ナーセンス、ギィ・パンソン、エリザベート・ジョワイエ、コンソーネ・クァルテット、小倉貴久子、中野振一郎、川口成彦などと共演を重ねる。2019年にはB’Rockオーケストラの日本ツアーのソリストにルーシー・ホルシュと一緒に抜擢され好評を博した。また同年発売の「C.P.E.バッハのフルートソナタ集」はレコード芸術19.11月号にて海外盤CD今月の特選盤に選出された。2020年のコロナ禍では、芸術の灯火を消さないために「デリバリー古楽」をプロデュース。密を避けた環境での演奏会の先駆けとして、国内外のメディア計18社の取材を受けるなど多くの注目を集めた。
2022年1月にアンソニー・ロマニウクとのJ.S.バッハのフルート作品集をリリース予定。2023年春には、作曲家の藤倉大とのコラボレーションを予定している。
全米フルート協会国際連絡委員を2014~17年に務めた。2016〜2018年にはアントワープの王立音楽院図書館・フランダース音楽研究所の研究員として時代考証演奏法の研究、現在は18-19世紀のフランダースの作品の発掘、楽譜の校正と出版に携わった。2017に始まった「たかまつ国際古楽音楽祭」の総合プロデューサーの職を4年間務め、現在は芸術監督として同音楽祭を支える。
『音楽の友』『パイパーズ』『THE FLUTE』Webマガジン『ONTOMO』『ぶらあぼ Online』などに寄稿。