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Event Informationイベント情報

2019年05月16日()レクチャーコンサート

【中止】第194回レクチャーコンサート「砂漠の街の楽師たち~インド・ラージャスターンの音楽と楽器~」

【中止】第194回レクチャーコンサート「砂漠の街の楽師たち~インド・ラージャスターンの音楽と楽器~」

第194回レクチャーコンサート
「砂漠の街の楽師たち
~インド・ラージャスターンの音楽と楽器~マーンガニヤールの芸術」

当公演は、出演者の都合により中止いたします。
公演を楽しみにしてくださっていたお客様には多大なるご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。

すでにチケットをご購入いただいておりましたお客様は、ご購入先によって払い戻し方法が異なりますので個別に対応させていただきます。詳しくはこちらをご確認ください。

日 時:2019年5月16日(木) 開場18:30 開演19:00
入場料:一般3,000円、学生1,000円(24歳以下の学生) ※未就学児の入場はご遠慮ください。
会 場:楽器博物館 天空ホール
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ(http://www.hcf.or.jp/shop/index.html)
 ※3月16日(土)より発売
 ※当日券は残席がある場合のみ発売します。
お問合せ・チケット予約:楽器博物館(TEL.053-451-1128)

「マーンガニヤール」とはインド北西部ラージャスターン地方に住む、イスラム教徒でありながらもヒンドゥー教の王族に仕えてきた音楽カーストの呼称である。
結婚式や、長男の命名式といった祭事での歌唱や演奏、パトロンの系譜を口承で詠唱する儀式などを生業としている。
生まれながらにして音楽家となる運命で、幼い頃から父親や兄達から音楽を学ぶ。
その並外れたレベルの演奏と歌声は、インド内外で大きな評価を受け、現在では多くのマーンガニヤールが世界を飛びまわり、彼らの音楽を伝えている。
本コンサートでは、素晴らしい歌声とともに、カスタネットのような「カルタール」、共鳴弦を持つ希少な弦楽器「カマイチャ」、ユニークなはじく弦楽器「バパン」、両面太鼓「ドーラク」、口琴「モルチャン」、2管の笛「アルゴザ」の演奏をお楽しみいただく。

出演

ジャイサルメール・ビーツ /Jaisalmer Beats
2018年に初来日を果たした若手音楽家のサリム・カーンを筆頭に、砂漠の街ジャイサルメールに住む4人のマーンガニヤールにより結成されたグループ。ハイトーンボイス、ハイスピードの演奏を得意とするサリム、落ち着いた声と表現のケテは正反対の特徴を持つ。そんな二人は実の兄弟であり、幼い頃から数え切れないほどの演奏を共にしてきた。二人の息のあったコンビネーションが魅力の一つ。

ビルバル・カーン/Birbal Khan
(唄、ドーラク)
どんな演奏にでも対応できる変幻自在の両面太鼓ドーラク奏者。ジャイサルメール市街から少し離れたデビコート村にて生まれ、今も同村で暮らす。15歳から父イマム・カーンよりドーラク、ドール、唄を学ぶ。同世代の従兄弟でもあるケテ・カーンと練習を重ねる。その後、ジャイサルメール市街にてコンサートを経験し、叔父であるチュゲ・カーンのグループ「Rajasthan Josh」のメンバーとしてキャリアを積む。これまでにイスラエル、カナダ、アメリカなど計5カ国にて公演。二児の父でもあり、現在は息子達にドーラク演奏などを伝えている。またメンバー随一のムードメーカーでもあり、彼の周りではいつも笑いが絶えない。

ケテ・カーン/Khete Khan
(唄、カルタール、ハルモニウム、モルチャン)
5歳頃より父アミーン・カーンに音楽の基礎であるサレガマ、ハルモニウム演奏を学ぶ。その後、兄チュゲ・カーンの演奏についてまわり、口琴モルチャンや、様々な楽曲、テクニックを学ぶ。これまでにフランス、ドイツ、アメリカ、スペインなど計15カ国にて公演。近年ではマーンガニヤールの子供達への音楽教育にも力を入れている。2015年、子供達とのグループ「Jaisalmer boys」を結成し、インド国内各地にて公演。「Manganiyar seduction」のメンバーとしても国内外公演をまわる。

サリム・カーン/Salim Khan
(唄、カルタール、ハルモニウム、モルチャン、アルゴザ)
いくつもの楽器を操り、表現力豊かなハイトーンボイスのサリム・カーン。幼少期より父アミーン・カーンにラージャスターニフォークソングを学ぶ。ジャイサルメール城などの観光スポットにて観光客に向けて踊りを披露し、家計を支える為音楽家として活動開始。ボリウッド映画「Mumbai se aaya mela dost」等にも出演。当時Musafirのメンバーとして世界中で活躍していた兄チュゲ・カーンが、フランスから大量にヌスラット・ファテ・ハリ・カーンのカセットテープを持ち帰ってきたことをきっかけにカッワーリーを知り、また深く愛し独学を始める。人前でカッワーリーを披露するまでには11年かかった。マーンガニヤールの中では珍しく、ダブルフルートのアルゴザを演奏する。これまでにカナダ、エジプト、スペイン、スウェーデンなど計15カ国にて公演。そのマルチなテクニックは、マーンガニヤールという枠を越えて、世界中の様々な音楽ジャンルのアーティストからも評価を受けている若手のホープ。

サワイ・カーン/Sawai Khan
(カマイチャ)
若手の3人をそっと見守る父親的存在。今となっては演奏できる者は希少となった擦弦楽器カマイチャ奏者。14歳よりカマイチャの名手ハキーム・カーンを師としカマイチャを学ぶ。父ディヌー・カーン、叔父バゲ・カーンからもカマイチャ演奏、マーンガニヤールの伝統曲や儀式について学ぶ。これまでに南アフリカ、ネパールにて公演。マーンガニヤールの象徴楽器でもあるカマイチャを学ぶ若手マーンガニヤールが激減していることから、近年、積極的に若手にカマイチャを伝授している。