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>楽器の中の聖と俗
楽器や音楽の謎に様々な視点からアプローチ! 楽器の中の聖と俗(全3回) 第51回〜第53回 ![]() 第51回「石川県輪島 御陣乗(ごじんじょ)太鼓/ 佐賀県鹿島 浅浦面浮立(めんふりゅう)」 天正5年(1577年)、能登半島に侵攻した上杉謙信の軍勢を、 武器を持たぬ村人たちが樹皮の面に海藻の髪という異様な姿で 太鼓を打ちながら夜襲をかけて退散させたという言い伝えが、 輪島市名舟町に伝承する御陣乗太鼓の由来。 「浮立」は佐賀県を中心に分布する風流(ふりゅう) 系の芸能。 踊浮立、鉦浮立、獅子浮立、面浮立などがあるが、有明海に 近い鹿島市浅浦地区の面浮立は、男衆が鬼面を付けて締太鼓を 打ち鳴らす勇壮な群舞。 2012年2月7日 (火)18:45 第52回「三重県津 唐人踊り/三重県鈴鹿 唐人踊り/岡山県牛窓 唐子踊り」 李氏朝鮮時代の国王が江戸幕府に派遣した使節団「朝鮮通信使」は、 慶長12 年(1607年) から文化8年(1811年) にかけて計12回来日した。 鎖国時代のこと、それは日本の庶民にとって異国の文物に接する 数十年に一回の大イヴェントだった。 中でも人気を集めたのが50人にも及ぶ楽隊。その強烈な印象を基に、 彼らの衣装や踊りや楽器などを真似た郷土玩具と共に、 「唐人踊り」と呼ぶ郷土芸能が各地に誕生した。 2012年2月21日 (火)18:45 第53回「鹿児島県いちき串木野 市来の七夕踊り/ 鹿児島県悪石島 ボゼ祭り」 いちき串木野市大里地区に伝わる七夕踊りには、締太鼓を持つ24人の 男衆による「太鼓(てこ) 踊り」を囲んで、「作り物(つくりもん)」と 呼ぶ巨大な張子の鹿・虎・牛・鶴が暴れ回り、特異な装束で踊る琉球行列が 登場する。 人口70 人の悪石島は、屋久島と奄美大島をつなぐトカラ列島の中のひとつ。 この離島で旧暦7月7日からの16日間、様々な盆行事が行われる。 その最終日、盆踊りの輪の中に突然大小3体の奇怪な仮面神ボゼが躍り込み、島民を襲う。 講師 西岡信雄(大阪音楽大学名誉教授・浜松市楽器博物館名誉館長) 大阪音楽大学名誉教授。1963年慶応義塾大学商学部卒業。 66年まで大阪フィルハーモニー交響楽団のフルート奏者 を務めた後、大阪音楽大学で日本の洋楽受容史の研究に 当たる一方、フリーのフルート、リコーダー奏者、 編曲者として活動。70年代からは楽器に視点を置く音楽 人類学の研究者として執筆・講演活動に取り組み、世界 各地でフィールドワークを続ける。 96年から13年間同大学理事長、98年から8年間同大学学長を 務めた。現在は、(財)音楽文化創造理事、浜松市楽器博物館 名誉館長、伊丹市アイフォニックホール音楽プロデューサー、 (社)大阪フィルハーモニー協会理事などを務める。 著書に『地球の音楽誌』(大修館書店)、『イオンじいさん の笛 音楽人類学者の見た地球』(音楽之友社)、 『楽器からのメッセージ 音と楽器の人類学』(音楽之友社)、 『人と神と音』(ミュージックトレード社)、『よくわかる 楽器のしくみ』(ナツメ社、図解雑学シリーズ、編著)など。 他に楽器に関する訳書多数。 会場:楽器博物館 展示室 時間:午後6時30分〜 定員:50人(先着順) 対象:高校生以上 受講料:各回500円 申込:浜松市楽器博物館へ電話で申し込み (受付中、TEL 053-451-1128) |