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3月19日に静岡市のグランシップ・中ホール海で、NHKのテレビ番組「あなたの街で夢コンサート」の公開収録がありました。オーケストラが日本各地を回って、その土地の音楽家やゲストともに演奏したりお話したりするという音楽番組です。今回は静岡県がテーマで、日本一というお話の中で、富士山、駿河湾の深さ、桜海老の生産、お茶の生産などとともに、楽器の生産が取り上げられました。
年の瀬迫る12月14日の日曜日、レクチャーコンサート「バッハ:無伴奏チェロ組曲‐ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる‐」を開催しました。今回使用した楽器は、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ。名前にあるとおりチェロの一種ですが、「スパッラ」は「肩」の意味で、ヴァイオリンのように楽器を寝かして演奏するチェロです。ただし、ヴァイオリンやヴィオラよりも大きくて肩にはのせられないため、ベルトで首から吊るします。長らく絶えていた楽器ですが、近年復元・製作されました。
11月9日から企画展「大正琴の世界」が始まりました。会期は来年2月1日までです。
今年の夏の驚異的な暑さもようやく落ち着き、今日からいよいよ9月です。楽器博物館は、中国敦煌莫高窟壁画からの復元楽器とブラジル各地の楽器の展示を見学にこられた皆さんで賑わいました。モンゴルの馬頭琴は、体験コーナーの新設やワークショップ、ミニコンサートを行い大人気でした。体験コーナーは今後も常設ですので皆さん是非おいでください。
琴(きん)は紀元前より現代まで伝承する中国の7弦のコト。古琴(こきん)とか七弦琴(しちげんきん)とも呼ばれます。琴柱(ことじ)がなく、左手で弦を押さえて音程を変えます。琴の音楽はユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。箜篌(くご)もやはり紀元前にアッシリアに生まれたハープ。漢の時代に中国に伝わり唐の時代に最も栄えた楽器です。しかし残念ながらその伝承は途絶えてしまいました。
馬頭琴の体験コーナーができました。楽器博物館には1階展示室の一番奥に体験ルームがあって、アフリカのジェンベ太鼓や親指ピアノ、ハンドベル、アンクルン、ピアノ、ギターなどが自由に演奏できますが、そこにモンゴルのあの有名な馬頭琴が加わりました。小学校2年生の国語の時間に「スーホの白い馬」という馬頭琴誕生の物語を習うので、日本人ならほとんどの人が知っている楽器ですが、体験することはなかなかありません。楽器博物館でも今まで展示はしていましたが、やっと自由に演奏できる体験コーナーができました。連日大人気です。壁にはモンゴル大草原の写真がはってあるので、記念写真にももってこいのコーナーです。音を鳴らすのはなかなか難しいのですが、皆さん挑戦しています。ぜひ体験してください。ただし、弦楽器はとても繊細で壊れやすいので、取り扱いはやさしくていねいにしてくださいね。(館長)
6日(水)にモンゴルの弦楽器「馬頭琴」のワークショップをおこないました。参加者は小学校4年生から6年生までの17人。講師は馬頭琴レクチャーグループ「サランモル」の皆さん6人。
3日(日)に展示室で特別展「敦煌莫高窟壁画からの復元楽器」の関連イベントとして、中国古代楽器のミニコンサートを行いました。五弦琵琶(ごげんびわ)、阮咸(げんかん)、編鐘(へんしょう)、編磬(へんけい)、方響(ほうきょう)の5つです。演奏は五弦琵琶と阮咸がウェイウェイさん、その他が孟暁亮(モン・シャオリャン)さん。
特別展「敦煌莫高窟壁画からの復元楽器」が今日から始まりました。世界遺産にもなっている中国の敦煌莫高窟には膨大な数の極彩色の壁画が描かれています。つい先ごろNHKのBS放送でも「美の全貌」と題して放送されました。音楽を演奏している場面もたくさん描かれていて、楽器が全部で6000点ほど登場します。中国の敦煌研究院はこの絵画から楽器を復元する研究を1980年代から始め、90年代初めに35種60点の復元に成功しました。その復元楽器が1セット兵庫県伊丹市のアイフォニックホールに所蔵されています。今回の特別展はこのアイフォニックホールから楽器をお借りして実現したものです。
今年は日本人がブラジルに移民して100年という記念の年。先日ブラジルでは、国を挙げての記念式典が行われました。日本の皇太子殿下も出席されました。浜松市は日本で一番多くのブラジル人が住んでいる都市なので、浜松市長も出席しましたし、市民の有志もブラジルに行って浜松名物の大凧揚げを現地の人と一緒にしました。
楽器博物館入口ロビーのガラス壁面と展示室に、素敵なタペストリーがお目見えしました。東京在住の画家ハラダチエさんの作品でガラス面に4枚、展示室に2枚の計6枚です。ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、オーボエ、トランペット、ハープを演奏している人物が、軽やかなタッチで描かれています。2007年5月19日のブログでも紹介しましたが、ハラダさんは昨年5月に楽器博物館のために、世界の楽器を演奏している風景を描いた畳一畳以上もある絵画「ハーモニー」を製作してくださいました。これは浜松東ロータリークラブが、クラブ創立50周年を記念して楽器博物館に寄贈してくださったものです。そんなご縁もあって、今回もタペストリーの絵を提供してくださいました。音が聞こえてくるような、素敵な絵です。ぜひご覧ください。(館長)
ゴールデンウィークのミニコンサートが始まりました。第1回の今日はカリブ海の島国、トニダード・トバゴのシンボルとも言える楽器スチールパンです。スチールドラムとも言いますが、正しくはスチールパン。普通のドラム缶から作った鉄の太鼓ですが、石油を入れる容器であるドラム缶のイメージとは全くかけ離れた、とても心地のよい澄んだ響きのする楽器です。大小さまざまなスチールパンを何十人もの演奏者で合奏するのが通常のスタイルで、CDなどでお聞きになられた方も多いと思いますが、今回は関西在住の名手、村治進さんのソロの演奏。田島隆さんのギター伴奏に乗って、カリプソ、キューバン、映画音楽など、次から次へとスムースなメロディが流れます。初夏のひと時、展示室がカリブ海になりました。(館長)

楽器博物館コレクションシリーズCDのNo.14と15を25日に発売しました。どちらもベートーヴェンの作品を収録し、使用楽器は1810年ウィーンのワルター&サン製作のフォルテピアノ。このピアノは過去にCDNo.7「舞踏への勧誘」でソロアルバムとして演奏していますが、今回の2枚はソロ、ヴァイオリンやチェロとのデュエット、弦楽四重奏や五重奏などとの室内楽アンサンブルなど多彩なプログラム。14は交響曲第2番とピアノ協奏曲第4番、15はピアノソナタ「月光」と「悲愴」、ヴァイオリンソナタ「春」、それにチェロとの「『魔笛』より『恋人か女房か』の主題による変奏曲」。べートーヴェンの名曲集といったところです。現代のピアノでの演奏と比べると、どの曲も弦楽器との調和がとても素晴らしくて、ピアノは弦楽器なのだ、ということを実感させてくれます。演奏は日本を代表するプレイヤーの皆さんです。「春」を聞くと、ほんとうに「春だなあ」と感じられる、今の季節にピッタリのアルバムです。(館長)
年末年始とブログをアップできず、長い間失礼しました。2008年になったと思ったら、もう2月も下旬、時の経つのがとても早く感じます。