ご挨拶

館内の様子

コンセプト

館内の様子

 浜松市楽器博物館は、平成27(2015)年4月で開館から満20年を迎えることができました。これもひとえに、見学をしてくださったり、イベントに参加してくださったり、また調査や研究、演奏に協力してくださった多くの皆様のおかげと、心から感謝申し上げます。

 当館は日本で初めての公立楽器博物館として、平成7(1995)年4月8日に落成式を挙行、翌9日から一般公開が始まりました。以来20年、今日までに見学された方は171万4,186人にのぼります。コンサートやワークショップ、講座への参加者、また小学校での移動博物館を体験した児童、地域の人々をも含めると、200万人近くの人々に利用していただいたことになります。

 当館が設立された理由は、よく知られている通り、浜松市が日本の洋楽器産業発祥の地であり、明治以来百有余年の長きにわたって楽器製造の日本の中心地であり、世界の中心地のひとつであったことに拠ります。その歴史を背景とした市の「音楽のまち」づくり政策のひとつとして、楽器博物館が創設されました。

 浜松市の楽器産業はピアノを中心とした西洋楽器ですが、楽器博物館は展示の対象を西洋楽器に限定することをしませんでした。世界の楽器を平等に展示して紹介するという、世界に類を見ない誇るべきコンセプトを世界に先がけて取り入れたのです。そのコンセプトは今では世界から高く評価されています。

 楽器は音楽を奏でる道具ではありますが、それ以外のたくさんのメッセージを発信しています。形や色からは美的センスを、素材からは自然環境を、構造からはものづくりの知恵を、装飾からは神への信仰や暮らしの様子をうかがい知ることができます。音楽がもし苦手だとしても、美術や歴史、自然科学、工学技術など、ほかの色々な関心に応えてくれます。

 浜松市楽器博物館は、今では、世界第一級の楽器博物館のひとつとして、また子供から大人までが楽しく過ごせる生涯学習の場として自他ともに認める存在となりました。LAON-LAON(東南アジア民族音楽会議)への招聘出席(2012)、The Best in Heritage 国際会議への招聘出席(2013)、コレクションシリーズCDの文化庁芸術祭大賞受賞(2012)、そして2014年の度小泉文夫音楽賞の受賞がそのことを物語っています。

 私たちが普段楽しんでいる西洋の楽器や日本の楽器とその音楽は、広い世界を見渡せば、ほんの爪先程度の範囲でしかありません。世界にはまだまだ、知らない楽器や音楽の文化がたくさんあります。そのどれもが、とても素敵なのです。楽器博物館はそんな素敵な文化の世界への入口です。音楽、そしてそれを奏でる楽器は、私たち人間の心を育ててくれます。楽器博物館に是非お越しください。お待ちしております。

浜松市楽器博物館 館長 嶋和彦

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