講座「楽器の中の聖と俗」第64回~第66回エストニア・ラトビア・リトアニア~森と湖、バルトの歌ごころ~

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北欧バルト海の東岸に並ぶバルト三国には、北欧の古い歌唱形式を残すルーノ民謡、スタルティネスと呼ぶ特徴的な多声カノン、1人1音の掛け合い演奏などなど、この地ならでの特異で多彩な音楽文化が輝いています。その現在の姿を、歌・踊り・楽器の3つの視点から紹介します。

第64回 歌声が人々の絆

2015年9月4日(金)19:00~

第2次世界大戦後40年以上ソヴィエト連邦に併合されていたバルト三国が、歌声に愛国心を託して独立を勝ち取った民族運動は後に「歌う革命」と呼ばれて世界に知られることとなった。その誇らしき想いは今もなお毎年各地で開催される「民族大合唱祭」に受け継がれている。

第65回 おもてなしのフォークダンス

2015年9月18日(金)19:00~

フォークダンスは合唱と共にバルト共有の世界無形遺産。遠来の客人を迎えればまずは歓迎のフォークダンス――これもバルト風おもてなしのひとつ。ダンスとスポーツを両立させた大規模な国民的舞踊運動は、今やバルト三国全域の伝統文化のひとつになりつつある。

第66回 楽器を作る、奏でる

2015年10月2日(金)19:00~

バルト三国はヨーロッパの中で、もっともキリスト教化に遅れた地域。しかしそのことが古い北欧の音楽文化を色濃く今に残すことともなった。一人一音しか出ないラッパや縦笛による掛け合い合奏など、中世的な野趣に富む楽器が今も作られ、演奏されている。

開催概要

会場:楽器博物館
講師:西岡信雄
受講料:各回1000円
対象:高校生以上
定員:50人(先着順)
申込:浜松市楽器博物館へ電話で申し込み(TEL 053-451-1128)

講師

西岡信雄(にしおかのぶお/大阪音楽大学名誉教授・浜松市楽器博物館名誉館長)
大阪音楽大学名誉教授。音楽人類学の研究者として世界各地でフィールドワークを行いながら執筆・講演活動を続ける。1996年から13年間同大学理事長、98年から8年間同大学学長を務めた。

現在は、(財)音楽文化創造理事、浜松市楽器博物館名誉館長、(社)大阪フィルハーモニー協会理事などを務める。著書に『地球の音楽誌』(大修館書店)、『楽器からのメッセージ』(音楽之友社)、『人と神と音』(ミュージックトレード社)など。ほかに訳書多数。

 

更新:2015/7/4

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