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楽器や音楽の謎に様々な視点からアプローチ!
講座「楽器の中の聖と俗」
第48〜50回アンデスの祭り(全3回)



 


1/22(土) 第48回「悪魔と美女の踊り」

 仮面姿の悪魔や美女たちが乱舞するカーニバル。年明け最初の祭りが集中する2月、
アンデス民俗音楽の中心地ティティカカ湖周辺の街々では、鈴の音、笛の音、ブラス
バンドの音に誘われて、南米各地から集まった数千人の人々が昼夜を問わず踊り狂う。
その熱気と喧噪を、湖畔の街コパカバーナ(ボリビア側)とプーノ(ペルー側)から。


2/5(土) 第49回「標高4,000mでシークを吹く」

 シークはアンデス地方を代表する葦製のパンパイプ。パンパイプの仲間は古代から
ヨーロッパ・アジア・中南米などに存在したと考えられるが、21世紀に現役の楽器と
して世界でもっとも活躍しているのはこのシーク。標高4,000mを超えるアンデス高地は
酸素濃度が通常の60%しかない。この厳しい条件下でシークを昼夜吹き続けるためには
秘策が必要。世界でこの地方にしか見られないその独特な演奏習慣とは…。


2/19(土) 第50回「パチャママに捧げるピンキーリョの音」

 古来アンデスの人々は、楽器や音楽が大地の母神パチャママの支配する自然界に作用して
農耕の吉凶を決めると信じてきたため、雨期と乾期では使う楽器を厳格に区別してきた。
種まきの終わる2月の祭りには、家内安全や幸福を願って、リコーダーと同じ構造のピンキー
リョを吹く。大小のピンキーリョが村祭りの中でどんな役を果たすのだろうか。
ティティカカ湖に近いリャチョン村とカンチ・グランデ村を訪ねて。



講師 西岡信雄(大阪音楽大学名誉教授・浜松市楽器博物館名誉館長)
フルート・リコーダー奏者を経て、1970年代からは音楽人類学の研究者として活動。
96年から13年間大阪音楽大学理事長、98年から8年間同大学学長を務め、
現在は(財)音楽文化創造理事、浜松市楽器博物館名誉館長、伊丹市アイフォニックホール
音楽プロデューサー、(社)大阪フィルハーモニー協会理事などを務める。

著書に『リズムとリズム感』(大阪全音教育楽器)、『地球の音楽誌』(大修館書店)、
『イオンじいさんの笛 音楽人類学者の見た地球』(音楽之友社)
訳書に『楽器のテクニック・シリーズ』全9巻(オックスフォード大学出版刊、音楽之友社)、
『リコーダーとその音楽』(E.ハント著、日本ショット出版)ほか

会場:楽器博物館 展示室
時間:午後6時30分〜
定員:50人(先着順)
対象:高校生以上
受講料:各回1000円
申込:浜松市楽器博物館へ電話で申し込み
(受付中、TEL 053-451-1128)