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講座「What's Jazz?」
〜その魅力を探る〜<ジャズ入門>



 ジャズとはどんな音楽なのか?その100年を超える歴史の中に答えは存在する。
誕生から今日までジャズは生きている証として喜怒哀楽を表現してきた。
その歴史は、奴隷としてアメリカ大陸に渡ってきた黒人の心や叫びや祈りや語りを、
声と様々な楽器で表現した。ビートを伴って、西洋音楽に学びながら・・・。
 今やジャズはアフリカ系アメリカ人のみならず、全世界の多くの人々に愛され、
演奏される音楽になっている。その音楽は、今も変貌し続けている。
それは楽器表現方法での変遷でもある。今回はジャズの変貌振りを3回に分けて、
音源と映像を交えて講師が優しく語る。



第1回 ジャズ誕生からスウィング時代まで
〜大衆化はどのように進んだか〜

日 時:平成23年5月12日(木)19:00-20:30

 西アフリカの黒人がカリブ海を経由してニューオーリンズに奴隷としてやって来たのは
17世紀半ば。その子孫(アフリカ系アメリカ人)がジャズを演奏し始めた。といっても、
始めからジャズを作り出したのではなく、南北戦争(1861〜65)後、民族音楽やラグタイムを
演奏したものからの発展で、ニューオーリンズから始まった。ニューオーリンズジャズは
白人に模倣され、世界大戦を機にジャズの中心はシカゴへ。やがてトム・ペンダーガストと
呼ばれる極悪政治家がいるカンザスシティがジャズの中心を担う。
その頃にはニューヨークでもジャズがますます盛んになり、やがて、スウィングの時代が
やってくる。黒人が好んだダンス、ジター・バック(日本人にはジルバ)は白人の若者に
よって全米へ。スウィング音楽は踊る音楽として大衆の音楽になっていく。



第2回 革命によるモダンジャズ時代の到来
〜鳥がやってきて若者は驚喜した〜

日 時:平成23年5月19日(木)19:00-20:30

 ダンス音楽化・ポップ化・マンネリ化した「スウィング音楽」に飽き、本来の即興演奏を好む
ジャズの若い演奏家たちが、ジャム・セッション(臨時的な集まり)を通してジャズを大改革
し、モダンジャズを創り上げた。その中心プレイヤーが“DIZZ"ことディージー・ガレスビーと
“バード(鳥)"ことチャーリー・パーカーだ。革命的な音楽は“ビー・バップ"と呼ばれ、当時の
先進的若者は畏敬の念を持ってこの音楽を迎え入れた。「ジャズはバード以前の音楽か以後の
音楽しかない」とも言われた。モダン・ジャズ時代の到来である。



電化による新しい表現
〜マイルス・デイヴィスから現代ジャズへ〜

日 時:平成23年5月26日(木)19:00-20:30

 モダン・ジャズの牽引者マイルス・デイヴィスによって、ジャズは60年代末から大幅に電化されていく。
マイルス・ミュージック参加した音楽家たちは、マイルスの子供たちと呼ばれ、民族音楽や
ロックなどを融合したジャズを表現するようになる。
この音楽は「コンテンポラリー(現代の)・ジャズ」と呼ばれるようになった。それ以後、
ジャズ以外のジャンルでも様々な音楽融合がなされ、徐々に商業化されていく
「フュージョン時代」の到来となった。


会 場:楽器博物館 展示室
受講料:500円
対 象:中学生以上30人(先着順)
申 込:お電話にて楽器博物館へどうぞ。(TEL 053-451-1128)
その他:楽器は楽器博物館で用意します。

講師:佐藤竜(さとうりゅう/ジャズ研究家・音楽講師)
浜松市元城町に生まれる。戦後、進駐軍向けのWVTRラジオ放送でジャズに開眼。
ハワイアンとジャズバンドを組み、米軍キャンプに楽旅。以来、ジャズの歴史を
リアルタイムで演奏及び探究する。その間、NHKラジオ、SBSラジオ、NHKテレビに出演、
NHK-FM、FMハローに客演。演奏活動や音楽講座、コンテストの審査、コンサートの司会や
解説等を歴任。現在は、ルーズジャズワークショップを主宰する傍ら、
ヤマハジャズアドリブ講座の講師としてジャズのインストラクトをするとともに、
10年以上にわたり「佐藤竜のジャズトーク」を市内各地で開催している。