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19世紀のフォルテピアノと弦楽による
室内楽の極み



下記リンクでチラシを拡大して見られます。
表面(PDF形式、313KB)
表面(PDF形式、494KB)

2010年12月4日(土)17:00開演
2010年12月5日(日)17:00開演

入場料:1日券大人3000円、学生1500円
    2日通し券5000円(大人のみ)
(未就学のお子様は、入場をご遠慮頂いております。)
会場:アクトシティ浜松 中ホール
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター、ヤマハミュージック東海浜松店、
チケットぴあ(Pコード:1日券 117-543 2日通し券 782-742)
問い合わせ・チケット予約:楽器博物館(053-451-1128)



開館15周年記念コンサートへの期待
平野昭(音楽評論家・静岡文化芸術大学教授)

 この秋、浜松ですばらしいコンサートが二夜連続で開かれる。
第一夜がベートーヴェンの夕べ、そして第二夜が「リートと室内楽」
とでも銘打ちたいようなシューベルトの夕べだ。今では首都圏の
音楽ファンの羨望の的となっている浜松市におけるオリジナル
楽器による室内楽演奏会。当館所蔵のA.ワルター&サン社製(c.1808
〜10)のウィーンのフォルテピアノを使って小倉貴久子がヴァイ
オリンの桐山建志とその仲間の弦楽奏者4人とさまざまなアンサ
ンブルを繰り広げる。とりわけ第一夜のピアノ協奏曲第4番の室
内楽版の演奏はすでにCDでも紹介されているのだが、このCD
がドイツのボンにあるベートーヴェン研究所でも大きな話題になっ
ていた。その演奏の見事さへの賞賛と同時に、日本の博物館に「こ
んなに素晴らしい響きをもつ19世紀初頭の楽器があり、それが
今でも演奏可能というのは奇跡だ」といった言葉であった。
 第二夜はシューベルトの名曲アンソロジー。テノール歌手の
畑儀文をゲストに迎えて「ます」や「魔王」「きみは憩い」などの
歌曲の名曲をフォルテピアノの伴奏で聞かせてくれる。そして、
畑の歌った「ます」の主題による変奏楽章をもつ傑作ピアノ五重奏曲
「ます」も同時に楽しめるのはまさに千載一遇のチャンスだ。
 19世紀最初の四半世紀をウィーンで過ごしたベートーヴェンと
シューベルトの音楽を、この時代のウィーンのピアノ製作者を代表する
A.ワルター&サン社によるフォルテピアノの響きで聴くこの
コンサート、出演者たちの演奏曲目への熱い思い入れがあって成立した
プログラミングということで今から期待は高まるばかりである。



■プログラム

12/4
チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69
ヴァイオリンとピアノのためのロンド ト長調
ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 作品27-2「月光」
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58(原典資料に基づく室内楽稿)

小倉貴久子(フォルテピアノ) 桐山建志(ヴァイオリン) 花崎淳生(ヴァイオリン)
長岡聡季(ヴィオラ) 花崎薫(チェロ)


12/5
歌曲「音楽に寄す」「ます」「きみは憩い」「魔王」
即興曲 変ロ長調 D935 作品(遺作) 142 第3番「ロザムンデ」
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D384 作品(遺作)137-1
ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 作品114「ます」

小倉貴久子(フォルテピアノ) 畑儀文(テノール) 桐山建志(ヴァイオリン)
長岡聡季(ヴィオラ) 花崎薫(チェロ) 笠原勝二(コントラバス)


使用フォルテピアノ:ワルター&サン製作 1808〜1810年 ウィーン
跳ね上げ式アクション 73鍵