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世界遺産・琴(きん)の世界
〜日本と中国の文人音楽〜



(こちらでチラシを拡大して見られます。)

2009年10月9日(金)18:45開演

入場料:大人1500円、学生1000円
(未就学のお子様は、入場をご遠慮頂いております。)
会場:アクトシティ浜松 音楽工房ホール
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター
問い合わせ・チケット予約:楽器博物館(053-451-1128)



琴(きん)は、伝説の時代から現代まで実用される現存最古の中国
の撥絃楽器である。堯や舜といった中国古代の聖賢によって発明
されたとの伝説があり、文献にはっきり記載されてからは、すで
に3000年ほどの歴史を持つ楽器である。かの有名な孔子も琴を
嗜み、礼楽を重んじたため、その門徒は琴を学び、以後歴代の帝
王や名士たちで琴を学んだ人は多く、その伝統は清末から中華
民国へもつながった。

日本には奈良時代に雅楽とともに伝来し、雅楽の編成に入って
いたが、野外演奏を標準とした雅楽では、音量が少ないわりには
演奏の難易度の高い琴は、大きな合奏では次第に使用されなく
なり、もっぱら貴族の書院内で小規模な合奏や独奏に使用された。
『源氏物語』が完成した1008年頃には、弾く人もなくすでに過去の
楽器となっていたようである。


 江戸期延宝年間に、杭州から中国曹洞宗寿昌派第35世の正宗である高
僧・東皐心越禅師が長崎に上陸したことにより、平安末以来途絶えてい
た琴が復興することになる。以来250年間、心越禅師の再伝した琴は
心越流として日本の学者の間に連綿と伝わったのである。

このコンサートでは、こうした日中の琴の歴史と琴人、その代
表的な琴曲の実演などを交え、悠久な歴史をもつ「琴の世界」
と「文人音楽」を紹介する。琴の演奏者は日本には数える
ほどしかおらず演奏の機会も稀。この貴重な機会に、
典雅、端正な琴の音楽を楽しんでいただきたい。



■プログラム
平沙落雁(へいさらくがん)
天風環佩(てんぷうかんぱい)
秋風辞(しゅうふうのじ)
書懐(しょかい)

出演:坂田進一