第180回レクチャーコンサート「器楽として奏でられるオペラ~パリからヴェネツィアへ~」

詳細

日 時:2016年5月14日(土) 開場18:00 開演18:30
入場料:一般3,000円、学生1,000円(24歳以下の学生) ※未就学児の入場はご遠慮ください。
会 場:楽器博物館 天空ホール
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ
※3月14日(月)より発売
お問合せ・チケット予約:楽器博物館(053-451-1128)

18世紀を代表するイタリア・オペラ作曲家バルダッサーレ・ガルッピの劇場的要素の大きい室内楽作品、18世紀パリで活躍した作曲家J=M. ルクレールと南イタリアに生まれパリに定住したミケーレ・マシッティ達のフランスのエスプリを、楽器博物館所蔵の名器ブランシェ・チェンバロを使い、ヨーロッパを中心に活躍する名手達がお届けする。

プログラム

バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785)/トリオ・ソナタ第2番 ヘ長調
                     トリオ・ソナタ第3番 ニ長調
                     トリオ・ソナタ第6番 ホ長調
                     チェンバロ協奏曲 ヘ長調

ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764)/序曲第2番 ニ長調(パリ1753)

ジャック・デュフリ(1715-1789)/ラ・フェリクス(パリ1748)

ミケーレ・マシッティ(1663/64-1760)/コンチェルト第3番 ト長調 作品7-11(パリ1727)

アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)/摂政(パリ1747)

出演

アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア Ensemble Ricreaiton d’Arcadia
松永綾子(ヴァイオリン)、山口幸恵(ヴァイオリン)、懸田貴嗣(チェロ)、渡邊孝(チェンバロ)

 

アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
『リクレアツィオン・ダルカディア Ricreation d’Arcadia』 という名前は、イタリアの作曲家ビアジョ・マリーニ(1594-1663)の作品3(アリアとマドリガーレとコレンテ集、1620年)の中のタイトルからとられた。『理想郷での楽しみ』とでも訳せるこの名前は、われわれ音楽家の精神はいつも歩み続けなければならない、そして音楽のあるべき到達点=理想郷を目指そう、という理念の下に名づけられた。2001年モンテヴェルディの作品をテーマとしたコンサートをきっかけに出会い、2004年から活動を始めた4人のメンバーは、現在ヨーロッパを拠点とし、「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」「アカデミア・ビザンチーナ」「アンサンブル・ゼフィロ」「B’Rock」「ラ・ヴェネシアーナ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」「オーケストラ・リベラ・クラシカ」など、日本のみならずヨーロッパの古楽グループのメンバーとしても活躍している。2004年第8回ボンポルティ国際古楽コンクール・アンサンブル部門第1位・聴衆賞(イタリア、ロヴェレート)、ORF(オーストリア国営放送)録音賞。2005年夏から秋にかけてイタリアとスロヴェニアでの11の音楽祭へ出演。その後、オーストリアのメルク国際バロック音楽祭、インテーネ・バロックフェスティヴァル、エッカルツァウ城でのコンサートシリーズ、ザンクト・フローリアン・フィオリ・ムジカーリ、ブルンネンタール音楽祭、イタリアでは、メラーノ、ブレッサノーネの音楽祭などに出演、いずれも圧倒的な支持を得た。レパートリーは1600年から1800年のバロック・古典派初期の主にトリオ・ソナタをメインとした室内楽作品で、ヴィヴァルディ、コレッリ、J.S. バッハ、モーツァルトといった有名作曲家のみならず、ヨーロッパの図書館に所蔵されるバロック期の作曲家の未出版作品まで広くカバーしている。


松永綾子
(まつなが あやこ/バロック・ヴァイオリン)
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学卒業。在学中よりバロックヴァイオリンを若松夏美氏に師事。アムステルダム音楽院、ミラノ市立音楽院でルーシー・ファン・ダール、ステファノ・モンタナーリの各氏に師事。現在イル・ジャルディーノ・アルモニコ(G.アントニーニ)、アンサンブル・ゼフィロ(A. ベルナルディーニ)、アンサンブル・コルディア(S.ヴェッジェッティ)、ラ・リゾナンツァ(F.ボニッツォーニ)、Le Cercle de l'Harmonie などのヨーロッパ各地のバロック・オーケストラで演奏・録音活動を行い、アルファ、アルカナ、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、ラメー、オワゾリール、アンブロネ・レーベル、ブリリアント・クラシックスなどからリリース。


山口幸恵
(やまぐち ゆきえ/バロック・ヴァイオリン)
桐朋学園にて故江藤俊哉氏に師事。のちバロック奏法を本格的に学び、文化庁派遣芸術家研修員としてアムステルダム音楽院に留学、ルーシー・ファン・ダール氏に師事。演奏では栄誉賞付き最高得点を、修士論文ではヴィオリーノ・ピッコロについて言及し「Publishable」の高い評価を得て修了。積極的かつ柔軟なアンサンブルが持ち味で、創設したリクレアツィオン・ダルカディア、デュオ音の恵(ベルギー、ブルージュ古楽コンクール第1位)、現代音楽と古楽を組み合わせたライブを行う鈴木優人とのアンサンブル・ジェネシスで国内外の古楽音楽祭にて演奏、TV収録(NHK)、録音(WDR、NDR、ORF、NHK)を多数行う。七條恵子との デュオCD(浜松市楽器博物館コレクションシリーズ40「シューベルティアーデⅡ」)は古楽雑誌アントレに紹介され、レコード芸術準特選盤。2002年よりバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバー、近年は鈴木雅明との室内楽の共演、Bach Collegium Japan Euroの首席奏者として活動の幅を拡げている。


懸田貴嗣
(かけた たかし/バロック・チェロ)
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。チェロを鈴木秀美、藤森亮一の各氏に師事。ミラノ市立音楽院ではガエタノ・ナジッロ氏に師事。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、国内の主要な古楽オーケストラ、音楽祭のコンサート、録音に参加。2005年以降ヨーロッパに活躍の場を広げラ・ヴェネシアーナ、イル・コンプレッソ・バロッコなど、イタリアのアンサンブルのメンバーとして欧州各地の主要な音楽祭での演奏やレコーディング活動を行っている。関わったCD録音はEMI/Virgin、ORF、Glossa、BIS、TDKCORE、DENONなど多くのレーベルに渡る。2012年9月にソロCD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」(ALM)をリリースし、音楽誌上などで高い評価を得ている。これまで通奏低音奏者として、エンリコ・オノフリ、エンリコ・ガッティ、グナール・レツボール、ロベルタ・マメリなどと共演。2007年度文化庁在外派遣研修員。http://lanzetti.exblog.jp/


渡邊 孝
(わたなべ たかし/チェンバロ)
東京音楽大学ピアノ専攻卒業。在学中にチェンバロを始め、渡邊順生氏に師事。桐朋学園大学研究科チェンバロ専攻修了後、2002年より拠点をヨーロッパに移し、アムステルダム音楽院にてボブ・ファン・アスペレン氏に師事。現在はイタリアに在住し、ミラノ市立音楽院にてロレンツォ・ギエルミ氏にオルガンを師事し、2010年にディプロマを取得。ヨーロッパ各地でも、アンサンブル・ゼフィロ(A. ベルナルディーニ)、アンサンブル・コルディア(S.ヴェッジェッティ)、イマジナリウム・アンサンブル(E. オノフリ)などと演奏し、ソリスト、通奏低音奏者として活躍。2012年J.S.バッハ 『ゴルトベルク変奏曲』をリリース(レコード芸術誌特選盤)。2013年『スヴェーリンク鍵盤作品集』をリリース(レコード芸術特選盤。レコード・アカデミー賞古楽部門ノミネート)。2008年度文化庁芸術家在外研修生。2011年プレミオ・ボンポルティ国際古楽コンクール審査員。ブルーニコ(イタリア)の古楽講習会にて定期的にチェンバロのマスタークラスを受け持つ。2013年9月よりスイス、ベルン音楽院の客員教授として歴史的演奏法、通奏低音、チェンバロを教えている。

更新:2016/2/5

浜松市楽器博物館Webページの著作権は、すべて浜松市楽器博物館にあります。許可なく、複製・改変および無断転載・複写等を禁じます。