第175回レクチャーコンサート「和魂洋才~オークラウロ~」

詳細

日 時:2015年11月7日(土) 開場18:00 開演18:30
入場料:一般2,500円、学生1,000円(24歳以下の学生) ※未就学児の入場はご遠慮ください。
会 場:楽器博物館 天空ホール
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ
※9月7日(月)より発売
特別協力:大倉集古館、(公財)大倉文化財団
お問合せ・チケット予約:楽器博物館(053-451-1128)

昭和10(1935)年に、大倉財閥二代目、男爵大倉喜七郎によって、尺八に西洋のフルートのベーム式キーシステムを取り入れて考案・発表された新楽器「オークラウロ“Okraulo”」。ソプラニーノからバスまで数種類。ソロやアンサンブルで一世を風靡したが、敗戦後は忘れ去られ、幻の楽器と呼ばれていた。この楽器が、2011年に、喜七郎の故郷とも言えるホテルオークラの地、大倉集古館と尺八奏者小湊昭尚の手によって甦った。そのハイブリッドな美音を、小湊を始めとする若きオークラウロ奏者3人とギターのユニットでお贈りする。

プログラム

「浜辺の歌」(成田為三、大曽根浩範 編)
「祈りの歌」(大曽根浩範)
「空を翔ける風になって」(大曽根浩範)
「リンゴ追分」(米山正夫、愛川 聡 編)
「Spiritual Rebirth」(愛川 聡)  ほか

出演

小湊昭尚(こみなとあきひさ/ソプラノ・オークラウロ)
民謡小湊流家元の長男として福島県須賀川市に生まれ、4歳より舞台に立つ。1995年より故人間国宝山口五郎氏に師事。2001年東京藝術大学邦楽科卒業。2004年エイベックスからZANの尺八・Voとしてメジャーデビュー。2008年にZANとして全米デビュー。以来、古典、現代音楽、ジャズ、ポップスなど幅広いジャンルで活動し、個人、ユニットとして世界数十ヶ国で公演。NHKの音楽番組、題名のない音楽会など放送関係への出演や、スーザン・ボイル、石井竜也をはじめとする国内外の有名アーティストとのCD録音等の共演も多数。現在、NHK World「Blends」で音楽総合プロデューサーを務める。また、2011年より尺八にフルートのシステムを取り入れた竪笛オークラウロの再生プロジェクトに奏者として参画、その活動はNHK「首都圏ネットワーク」をはじめ、新聞各紙、専門雑誌等に取り上げられるなど注目を集めている。


松下尚暉
(まつしたなおき/アルト・オークラウロ)
1991年生まれ。福島県出身。幼少の頃、偶然聞いた尺八の音に心を奪われ、地元の知人から譲られた楽器を使って練習を始める。CD・インターネットを通じて世界中のミュージシャンの演奏に憧れる中・高校生時代を過ごしながら、フルートの練習も開始、尺八と共に独学で習得する。現在、東京藝術大学音楽学部邦楽科に在学中。様々なジャンルの音楽、アーティストとのセッションを通してボーダーレスに活動中。人間の生の証「息」を使い、魂の奮い立つ音楽を追い求める。


元永 拓(もとながひろむ/バス・オークラウロ)
山口県出身。琴古流尺八奏者。幼少よりバイオリンを習っていたが、約9年間海外で過ごした経験から日本文化に対して深い興味を抱くようになり、大学入学と同時に尺八を始める。1999年上智大学外国語学部卒業、NHK邦楽技能者育成会第44期卒業。大橋伶晴氏、菅原久仁義氏に尺八を師事。大学時代より邦楽の基礎的な部分である三曲合奏などを学び、その後尺八音楽の神髄と言える古典本曲、いわゆる虚無僧の音楽を勉強した。国際交流基金などの派遣事業等で海外公演も多数行う。様々なジャンルとのコラボレーション、津軽三味線や和太鼓との即興演奏、尺八トリオ「般若帝國」、新・純邦楽ユニット「WASABI」などを主宰または参加。テレビ、ラジオ出演も多数。NPO法人日本音楽集団理事兼運営委員長。上智大学箏曲部講師。


愛川 聡(あいかわさとし/ギター)
青山学院卒業後、Jazz&Latinの演奏家として日本全国をはじめ海外でライブ活動を行う。水前寺清子・元m-floのLisaなどの著名アーティストのサポート及びレコーディング、映画音楽及びNHKの映像音楽への参加など活動内容は多岐に亘る。自身もアーティストとしてオリジナル曲のCDをリリースする傍ら、 篠笛・尺八・和太鼓など和楽器との活動も積極的に行い、篠笛奏者・山田路子と結成したユニット「竹弦囃子」のアルバムはNHKをはじめ各メディアにてオンエアされると共に全日空国際線の機内BGMにも使用される。2012年から大阪に拠点を移し、西日本にも活動範囲を拡大している。


田中知佐子(たなかちさこ/解説・大倉集古館副主任学芸員)
大倉集古館副主任学芸員。静岡県浜松市出身。成城大学大学院博士課程後期単位取得済退学。中国政府奨学金留学生として北京大学考古系に留学、高級進修生課程修了。東京国立博物館の勤務を経て現職。武蔵野美術大学講師。専門は東洋美術史。2011年にオークラウロの展覧会を企画・担当して以来、レクチャー付きコンサート、CD「オークラウロ」、「オークラウロ2-Rainbow prism-」のプロデュースなどの活動を通じてその普及に尽力している。

更新:2015/7/14

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