第174回 レクチャーコンサート「麗しきウィーン~吹奏楽とトランペット・コアー」

詳細

日 時:2015年9月27日(日) 開場13:30 開演14:00
入場料:一般2,500円、学生1,000円(24歳以下の学生) ※未就学児の入場はご遠慮ください。
会 場:アクトシティ浜松 音楽工房ホール
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ
※7月27日(月)より発売
お問合せ・チケット予約:楽器博物館(053-451-1128)

【第1部】 カール・ヤイトラーさんに聴く「ウィーンと私-フィルハーモニーと吹奏楽-」
【第2部】 吹奏楽とトランペットコアー
 指揮:カール・ヤイトラー 演奏:天竜楽友吹奏楽団 浜松トランペットコアー

ウィーン独特の管楽スタイルが2つある。ひとつはオーストリア=ハンガリー帝国時代(1867~1918)の軍楽隊から生まれたウィーンスタイルの吹奏楽。ロータリー式のトランペットや、フリューゲルホルン、バリトンなどウィーン独特の金管楽器が生み出す温かで柔らかな響き。この吹奏楽を支えたのは、プロではなく、村の吹奏楽団。今回の指揮者ヤイトラーさんが初めて管楽器を手にしたのも、自身の村グラーフェンバッハの楽団。子どもからお年寄りまでの団員が親しく奏でる音楽は、まさにウィーンの管楽器音楽文化の基層をなすもの。
もうひとつはトランペットコアー。1931年にトランペット、トロンボーン、テューバ、ティンパニの大編成で生まれた。39年からはウィーン市の公式なトランペットコアーとなり、現在に至る。ヤイトラーさんはコアーの音楽監督も長年務めた。吹奏楽とトランペットコアーの両方で指導的立場にあった元ウィーン・フィル、バストロンボーン奏者カール・ヤイトラーさんのお話を伺いながら、ウィーンの管楽文化の根幹に触れてみよう。

プログラム

〈吹奏楽〉
ヨーゼフ・シュトラウス ワルツ「オーストリアの村つばめ」
ポルカ・マズルカ「遠方から」
リヒャルト・ワーグナー 歌劇「さまよえるオランダ人」より 水夫の合唱
ユリウス・フチーク 「マリナレッラ」序曲
ミヒャエル・ハイドン 「パッペンハイム伯騎兵連隊」より ファンファーレと行進曲
エミル・ワルトトイフェル フランス風ポルカ「美しい唇」
ヨーゼフ・バイエル バレエ「妖精の人形」より ギャロップ

〈トランペットコアー〉
リヒャルト・シュトラウス
ウィーン・フィルハーモニーファンファーレ
ウィーン市のためのファンファーレ
アーノルド・フォン・ブルック トルコ軍ウィーン包囲についての新しい歌
アントン・ブルックナー アヴェ・マリア
ヨーゼフ・ハイドン 聖アントニ−のコラール
学生歌 若者よ、外に出よう!                                            ほか

出演

カール・ヤイトラー Karl Jeitler (指揮)
1947年にオーストリアのグラーフェンバッハに生まれる。8歳よりピアノを、12歳から伯父の手ほどきによりトロンボーンとユーフォニアムを始める。65年から73年までウィーン国立音大にてバウアー教授、ローム教授に師事。69年ウィーン・フォルクスオーパー、70年ウィーン交響楽団を経て74年ウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団、併せてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、王宮音楽隊の団員となり2012年までの38年間、世界中で演奏活動を行う。80年、ウィーン交響楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のトランペット、及びトロンボーン奏者によって構成された「ウィーン市トランペットコアー」の指揮者となり活躍。89年「ウィーン青少年管楽フィルハーモニー」を創設。90年より3回にわたる日本への演奏旅行で成功を収め、またCDも制作、発売。91年より札幌での「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」(PMF)に講師として参加。91年より静岡県磐田郡佐久間町(現浜松市天竜区佐久間町)を毎年訪問して、さくま国際交流音楽指導講座の指導者、指揮者として活動し現在に至る。97年には「ウィーン・アンサンブル11」を創立しその代表を務める。2010年より信州国際音楽村で、上田-ウィーンアカデミーの音楽監督を務める。

天竜楽友吹奏楽団
1996年6月、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者カール・ヤイトラー氏の吹奏楽に向ける情熱に強く感銘を受け、ヨーロッパスタイルの吹奏楽団として活動をはじめる。現在、団員は40余名、地元浜松市天竜区をはじめ、近隣市町村から世代や地域を越えた老若男女が集い、日頃の練習や活動を通して音楽の楽しみを共有し地域に根差した生涯学習活動の実践を目指している。2004年7月オーストリア・リンツ・ブルックナー管弦楽団トランペット奏者ペーター・ヴァィツァー氏を招き開催された「オーストリア文化交流コンサート&トランペット公開クリニック」にホストバンドとして出演。国際文化交流の一端を担う。2004年からは、天竜壬生ホール自主企画事業として共同開催されるようになり、これまでにNHK交響楽団トランペット奏者佛坂咲千生氏ほか、日本を代表する著名な演奏家と共演している。2011年と14年には、ヤイトラー氏の指揮により、長年の夢であったニューイヤーコンサートが実現した。2016年1月にもヤイトラー氏の指揮で演奏会を予定している。また地域文化振興事業の一環として、小学校音楽教室の開催や金管教室の指導に参画している。

浜松トランペット・コアー
カール・ヤイトラー氏が主催するウィーンフィルの伝統的な金管アンサンブル「ウィーントランペットコアー」の響きに魅了された、浜松在住のアマチュア金管奏者により編成された金管アンサンブル。トランペット、トロンボーン、テューバと打楽器からなり、トランペットはウィーン式の楽器を使用。ヤイトラー氏に音楽監督として直接ご指導をいただき、通常の金管アンサンブルとは一味違った、伝統の「トランペットコアー」の音を目指して活動している。

更新:2015/7/4

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