第124回 レクチャーコンサート「昨日・今日・明日 リードオルガンに夢をのせて」

詳細

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開催概要

入場料:大人2000円、学生1000円
(未就学のお子様は、入場をご遠慮頂いております。)
会場:楽器博物館天空ホール(展示室地下)
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター
問い合わせ・チケット予約:楽器博物館(053-451-1128)

江戸から明治の世になって、日本は国際社会と近代国家の一員となるべく、多くの文化を外国から吸収しようとしました。音楽教育もそうでした。明治政府は学校での西洋音楽の唱歌の訓練には、伴奏にオルガンが最適であると判断し、外国からリードオルガンを導入しました。しかし、高価すぎて全国には行き渡りません。その時に現れたのが山葉寅楠という人物でした。時計や医療器具の修理職人だった彼は、浜松の小学校(現在の浜松市立元城小学校)のアメリカ製のリードオルガンを修理したことがきっかけとなり、明治21年から国産リードオルガンの製造を始めます。これが現在の世界最大の楽器メーカー、ヤマハの始まりでした。それ以来この山葉製リードオルガンは、日本全国の学校に行き渡り、人々に歌う喜びと音楽を聴く喜びを与え続けてきたのです。明治、大正、昭和~戦争という不幸な時代もありましたが、その時にも、庶民に夢を与え続けてきたのは、学校や教会で聴く、このリードオルガンの優しい調べでした。
日本人の西洋音楽受容の原点であるリードオルガン。このコンサートでは、賛美歌、小学唱歌、そして19世紀アメリカの流行歌や西洋クラシックまで、足踏み式リードオルガンの魅力を、鈴木重子さんのヴォーカルも交えて、たっぷりと楽しんでいただきましょう。

プログラム

 スワニー河(S.フォスター)
 ふるさと(文部省唱歌)
 「聞け!天使の歌」の主題による前奏曲とジーグ(J.H. シャフナー)
 アメイジング・グレイス(賛美歌)
 愛の挨拶(E. エルガー)
 コラール前奏曲から「今ぞ、声を上げ」BWV729(J.S. バッハ)
 賛美歌「聞け!天使の声」(F. メンデルスゾーン)
 「クリスマス」op.36-2(O. オルソン)
    ほか、文部省唱歌、賛美歌、童謡など、懐かしい曲多数 

出演

 鈴木 開、鈴木重子(ゲスト)

鈴木 開
1999年京都市立芸術大学音楽学部チューバ専攻を卒業後、ミュンヘン市立リヒャルトシュトラウス音楽院を経て、2004年アウグスブルク音楽大学を卒業。
2002年4月より約1年半にわたり、バイエルン州フュッセン市立歌劇場の契約団員を務める。留学時より5年間、パイプオルガンをステファン・モーザー氏(ミュンヘン聖霊教会オルガニスト)に師事する。
現在フリーランスチューバ奏者。日本キリスト教会吉田教会オルガニスト。

鈴木重子
ヴォーカリスト。いのちの響きを紡ぐ歌い手。浜松市生まれ。母の腕の中で聴いた子守唄の優しい響きが、歌声に触れたはじまり。幼い頃からピアノや声楽に親しみ、浜松北高時代は軽音楽部にてベースを担当。合唱とバンド活動にいそしむ。東京大学在学中、本格的にボサノヴァ、ジャズヴォーカルを学び、司法試験への挑戦と、ジャズクラブでの活動を続けながら、自身の歩む道を模索。「本当に好きなことをして、限りある人生を生きよう」とヴォーカリストの道を選択。
95 年メジャーデビュー。ニューヨーク「ブルーノート」で日本人ヴォーカリストとして初のライブ公演。以後、多くの作品を発表し、2011 年ピアニスト木住野佳子とのデュオの新作アルバム"with you"をリリース。さまざまなジャンルの曲を、独自のスタイルで表現し、聴き手のこころを静かな場所へといざなう。すべての生命に響き合う唄を求めて、病院、学校、福祉施設など分野を越えて活動し、アレクサンダー・テクニーク、ヴォイスや表現のワークショップ、講演なども行っている。
NHK「中学生日記」出演。
平和の歌を集めるプロジェクト"Breath for Peace" 発起人。
2011 年「浜松市教育文化奨励賞、浜松ゆかりの芸術家」受賞。
浜松市やらまいか大使。
http://www.office-giraffe.com/

更新:2014/7/16

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