第118回 レクチャーコンサート「アラブ音楽の精髄“ウード”」

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開催概要

入場料:大人2000円、学生1000円
(未就学のお子様は、入場をご遠慮頂いております。)
会場:楽器博物館天空ホール(展示室地下)
チケット取り扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター
問い合わせ・チケット予約:楽器博物館(053-451-1128)

アラブ諸国やトルコなど中東で奏される気高き楽器ウード。その歴史は非常に古く、ササン朝ペルシア(226~651)のバルバットという楽器が祖先と考えられている。バルバットは西に伝わってウード、さらにはヨーロッパのリュートとなり、東に伝わって中国や日本の琵琶となった。ウードは中世アラブの宮廷、芸術音楽の中心的楽器として常に重要視され、その後のイスラム音楽の発展、変遷とともに今日に至っているのである。

プログラム

 サマーイ・バヤティ/アル・エリアン作曲
 ロンガ・ファラッファザ/リヤド・ソンバティ作曲
 ビント・エル・バラッド/ムハンマド・アブドゥルワッハーブ作曲
 クッル・ダ・カンレ/ムハンマド・アブドゥルワッハーブ作曲 ほか

出演

常味裕司 つねみゆうじ
 1960年、東京生まれ。日本では数少ないウード奏者。民族音楽センター(若林忠宏氏主宰)在籍中、アラブ音楽に出会う。スーダンのウード奏者ハムザ・エル=ディン氏(2006年5月没)のもとで演奏法を学び、89年よりチュニジアへ渡りアラブ世界を代表するウード奏者でチュニス国立音楽院ウード科教授のアリ・スリティ氏(2007年4月没)に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。93年のチュニジアでは、チュニス国営TV、メディナフェスティバルにてチュニジアの若手ウード演奏家モハメッド・ズィン・エル・アービディーン氏と共演。またチュニジアより来日した女性楽団『エル・アズィフェット』(アミナ・スラルフィー主宰)との共演や、2006年春エジプト・カイロオペラハウスにて現地ミュージシャンと共にコンサート開催(国際交流基金主催)、2006年末チュニジア・ドゥースにおける『サハラ・フェスティバル』に参加。2010年レバノン・ベイルートUNESCOパレスにて演奏(パレスチナ子どものキャンペーン主催)など音楽を通した文化・国際交流も盛んに行っている。日本においては、アラブ・トルコ古典音楽を中心にソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル「ファルハ」や「アラビンディア」を主宰し、様々な演奏家、舞踏家、パフォーマーと共演。2007年(4月~12月)放送のNHKスペシャル[新シルクロード 第2部]の音楽、録音にも携わる。元放送大学非常勤講師。

和田 啓 わだけい
 幼少の頃から学んだ江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現するアジア系ハンドドラム奏者。特にアラブ古典音楽において重要な位置を占める打楽器レク(アラビックタンバリン)を、エジプトにてハニー・ベダールに師事し、メイン楽器として演奏している。ボーカルとウード(アラブの弦楽器)によるトリオ『Rabi Sari』(ラビィサリ)、ウード・ヴァイオリンとのトリオでのエスニックフュージョン『Musiqa Badr』(ムスィーカバドル)などのほか、常味裕司アラブ音楽アンサンブル『Farha』(ファルハ)をはじめ様々な音楽シーンをサポートしている。2006年3月国際交流基金の招聘によるエジプト公演、2010年レバノン・ベイルートUNESCOホールにて常味裕司氏と演奏など、海外の公演も多い。また、作曲家としても劇団四季オリジナルミュージカル『南十字星』(演出/浅利慶太)、『ヴェニスの商人』(演出/イオン・カラミトル、シャイロック/中野誠也、讀売新聞演劇大賞作品賞)ほか数多くの演劇・映画を手掛けている。

更新:2014/7/16

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