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イヴニングサロン
夕暮れのひとときを愉しむ、博物館展示室でのミニコンサート。
素敵な楽器と音楽につつまれてみませんか。


2010年8月〜11月



(チラシを拡大して見られます。PDF形式、897KB)



12月・1月



(チラシを拡大して見られます。PDF形式、822KB)


8/7(土)18:30
やさしい自然のささやき
チターに魅せられて…

ドイツ南部やオーストリア、スイスに伝わる民俗楽器チター。家庭や酒場で
愉しまれていたが、映画「第三の男」で、アントン・カラスの演奏により全編に
わたってバックに流れていた音楽で、一躍世界中に知れ渡り有名になった楽器である。
ワルツ「ウィーンの森の物語」の序奏にも使われている。えもいわれぬ甘く
透明な音色は、やさしく美しい自然のささやきそのもの。

演奏:内藤敏子

17才の時に来日中のソ連のヴァイオリニストE.ベスロードニー氏に認められ
モスクワへの留学を勧められる。その後スイスにてチターとヴァイオリンの
協演がきっかけとなりチターの魅力にひきこまれる。スイス・チューリッヒ市
在住十数年間にヴァイオリンの演奏活動とともに世界的なチター界の実力者
J.コーザ女史のもとでチターを習得。映画「第三の男」で有名なチター奏者
アントン・カラス、さらに20世紀を代表するチター界の巨匠ルーディ・クナー
ブル氏からもレッスンを受ける。スイスにてチター演奏家ディプロム及びチター
教育者ディプロムを取得して帰国。国際チターセミナーや学会等での演奏と講演、
オーケストラとの協演、チター演奏家の育成など国内外で幅広い活動を行っている。
現在日本チター協会会長。秋篠宮妃紀子殿下のチターの先生としても知られている。

プログラム:
●トラウン湖の夕暮れ / H.フランク
●幻想曲 / A.スメターク
●ハリー・ライムのテーマ / A.カラス(映画「第三の男」より)
●カフェ・モーツァルト・ワルツ / A.カラス(映画「第三の男」より) 他

チケット発売 6/7


8/22(日)19:00
旧き良き時代のアメリカ音楽シーン
オールドタイム・バンジョー・ナイト

オールドタイム・ミュージックとはアメリカン・フォークロア(伝承)音楽をさし、
一部ではアパラチア山脈近郊のスコットランド・アイリッシュ系移民が伝承した
フィドル(バイオリン)中心のダンス音楽をさす。近年はフォークやカントリー音楽の
ルーツとして改めて注目されている。フィドルと並んで欠かせないのがクローハンマーと
呼ぶ独特の奏法で演奏するバンジョー。日本でも数少ない本場仕込みのバンジョー奏者と
フィドルやダンス、歌を交えての素朴で楽しい、そしてどこか哀愁を感じさせる、
本格的なオールドタイム・ミュージックの世界を楽しんでいただく。

演奏:
Jeffrey Yamada(バンジョー・2007年横浜バンジョー祭り第1回バンジョープレイヤーコンテスト優勝)、
福田淳一郎(バンジョー・2010年横浜バンジョー祭り第4回バンジョープレイヤーコンテスト優勝)、
Mike Saito (フィドル)、高木 Bosco 光介(フィドル)、坂野 Heja 恵子(ダンス)

プログラム:
●Old Joe Clark
●John Henry ほか

チケット発売 6/22


9/17(金)19:00
ブランシェ・チェンバロで聴くバッハ、ウィーン、パリ
フレンチ・クラヴサンの美

楽器博物館所蔵の世界的名器ブランシェ・チェンバロ。1765 年パリ王室御用達の
名工フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2 世によって作られたこの楽器の音色は、
この上なく甘美で優雅。18世紀のフランス、ヴェルサイユ宮殿の作曲家を中心とした作品
は言うに及ばず、音楽的にはフランスと対比するドイツ、バッハの作品や19世紀ウィーンの
オペレッタ作品の演奏においても、その甘美な音色の輝きと作品への相性は秀逸。
世界的名手中野振一郎さんの演奏で聴き慣れた名曲の数々を楽しんでいただく。

演奏:中野振一郎
京都生まれ。1986 年桐朋学園大学卒業。90年に大阪で開催した4夜連続の
演奏会「ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅」により大阪文化祭金賞等を受賞。
その後村松賞、文化庁芸術祭新人賞、文化庁芸術祭大賞等数々の賞を受賞。
91年フランスのヴェルサイユ古楽フェスティバルに日本代表として参加し、
ケネス・ギルバートらとともに世界の9人のチェンバリストの1人に選ばれる。
92 年米国バークレー古楽フェスティバルに最年少の独奏者として招かれる。
93年ロンドン・ウィグモアホールでデビュー・リサイタル。99 年コレギウム・
ムジクム・テレマンを率いてドイツ招聘演奏で高い評価を得る。
03年より東京国立博物館の室内楽コンサートに出演。同年ライプツィヒでの
バッハ・フェスティバルに招聘される。今までに多くのCDをリリースし多くが
音楽誌特選盤となる。2009年レコード・アカデミー賞受賞。
浜松市楽器博物館コレクションシリーズCDも多数演奏。

プログラム:
●メリー・ウィドウのワルツ/F.レハー
●ウィーン、わが夢の街/R.シーチンスキー
●イタリア協奏曲ヘ長調より/J.S.バッハ
●三美神/J.デュフリ ほか

チケット発売 7/17


9/25(土)18:30
北欧のきらめき
フィンランドのカンテレ

森と湖の国フィンランドに国民楽器として古くから伝わるカンテレ。
その音は透明で、琴のようなハープのようなこの上なく美しい響き。
世界3大叙事詩のひとつフィンランドの“カレワラ”は、カンテレの
起こりをこう語る。「英雄ワイナモイネンが魚のカマスのあごの骨と
馬の尻尾の毛で最初のカンテレを作ったが、戦いで海に没してしまう。
彼は再びカンテレを作る。白樺の木を胴に、乙女の髪を弦にして。
カンテレを奏でると、山や岩が鳴り、男は帽子を手に取り老婆らは
頬に手をあて、少年は膝まづき少女は涙して、その調べに聴き入った。」

演奏:あらひろこ
フィンランドの伝統楽器カンテレの奏者、コンポーザー。
1990年以降小型カンテレを弾き始め94年にフィンランドのカウスティネン
民族音楽研究所及びシベリウス音楽院にてカンテレとフィンランド伝統音楽を学ぶ。
以降北海道を拠点に各地で演奏活動を展開。大型のコンサートカンテレをメインに、
5弦、10弦、15弦など大小それぞれのカンテレを演奏する。フィンランドや北欧の
美しい伝承曲のほか、ケルトやイングランドなどの伝承曲、日本の歌やポップス、
オリジナル曲などを演奏。特にカンテレの音色を生かした即興的な作風のオリジナル曲は
海外のミュージシャンたちからも高い評価をうけている。ソロ演奏のほかに、
モンゴルの楽器馬頭琴・喉歌で縦横無尽な活動を展開する嵯峨治彦とのユニット“
RAUMA(ラウマ)”で活動するほか、さまざまなジャンルのミュージシャン、
朗読や美術などとのコラボレーション多数。

プログラム:
●村は新月を待ち / フィンランド民謡
●トナカイの子守唄 / マルティ・ポケラ
●遠い旅の記憶 / あらひろこ ほか

チケット発売 7/17


10/3(日)18:30
電子チェンバロ、ヴァイオリン、チェロによる華麗なるトリオ
チェンバロ三重奏によるクリスタル・サウンド

バロック時代の花形鍵盤楽器であったチェンバロは、19世紀の休眠期を経て
20世紀に復興しバロック音楽のブームを作った。繊細なチェンバロは調律や
調整に大変手間のかかる楽器。21世紀の最新技術で生まれた電子チェンバロは
その手間を解消し、音楽演奏の新たな愉しみを生み出した。電子チェンバロと
弦楽によるトリオの夕べ。

演奏:アクア・トリニティ
(水永牧子[チェンバロ]、磯絵里子[ヴァイオリン]、水谷川優子[チェロ])
Aqua=水、Trinity=三位一体。若手実力派奏者として活躍中の礒絵里子(ヴァイオリン)、
水谷川優子(チェロ)、水永牧子(チェンバロ)によって07年に結成され、各地で公演活動を
重ねている。メンバー全員が「水」に関する名前であることから、このグループ名が命名された。
美しく華麗なバロックの名曲から、映画音楽やピアソラ作品まで演奏。このトリオならではの
味わい深くセンス溢れるプログラミングと、ありそうでないチェンバロ三重奏の繊細で美しい
アンサンブルが大好評を得ている。

プログラム:
●オリエンタル / キュイ
●リベルタンゴ / ピアソラ
●ラフォリア / コレルリー西澤健ー
●クラヴサン・コンセール第5番 / ラモー ほか

チケット発売 8/3


10/16(土)18:30
バロックからジャズまで
リコーダー・カルテット

リコーダーはルネサンス、バロックの時代に栄えたヨーロッパの素朴な木の笛。いったん
は音楽の表舞台から姿を消したが、20世紀にリバヴァイバルして、学校教育や芸術音楽
シーンで再び脚光を浴びた。今ではアマチュア音楽家のアンサンブルで演奏は盛んだが、
プロのアンサンブルの優れた演奏を聴く機会は数少ない。スーパーリコーダーカルテッ
トの演奏でリコーダーアンサンブルの醍醐味を味わう。

演奏:スーパーリコーダーカルテット
(藤田 隆 北村正彦 秋山 滋 松浦孝成)
2004年東西で活躍するリコーダー奏者4名により結成。05年3月兵庫県西宮市甲子園
ホールにて《藤田隆リサイタルX2》で初コンサート。メンバーの個性を生かした
絶妙のアンサンブルとして絶賛される。本来はこの場限りの結成であるはずが
あまりの反響に8月東京同仁キリスト教会にてコンサート。
「こんなリコーダーが聴きたかった」の声が多数寄せられた。以降ザ・フェニックスホール、
東京文化会館など大阪、兵庫、三重、東京、北海道ほかでコンサートを多数開催。
これまでにCD2枚をリリース。

プログラム:
●大きな古時計 / H.C.ワーク
●ハヴァ・ナギラ / イスラエル民謡
●協奏曲 ハ長調 / A.ヴィヴァルディ
●バラの香り / テシュナー
●JAZZ TRIPTYCH(ジャズ三景) / G.マッカーノン ほか

スーパーリコーダーカルテット公式ホームページ(外部リンク)

チケット発売 8/16


11/13(土)18:30
2010年第24回古楽コンクール〈山梨〉優勝者コンサート
ヴィオラ・ダ・ガンバ

日本における古楽コンクールとして旧い歴史を誇る古楽コンクール〈山梨〉は、
本年5月のコンクールで第24回を終えた。
今年の覇者はフランスのヴィラ・ダ・ガンバ奏者ミリアム・リニョル。
昨年に引き続き、今年も浜松に優勝者とその仲間を迎え、古楽の調べを堪能していただく。
演奏: ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
川久保洋子(バロック・ヴァイオリン)
ジュリアン・ウォルフス(チェンバロ)

ミリアム・リニョル Myriam Rignol
7才からヴィオラ・ダ・ガンバを学び、16才でリヨン高等音楽院に入学。
マリアンヌ・ミュラーに3年師事した後、エラスムス交換留学生として
ケルン音楽大学のマスタークラスでR.ツィペーリングに学ぶ。さらに
J.サヴァル、W.クイケン、E.バルサのクラスを受講。ソリストとしては
2009年ケーテンにおけるバッハーアーベル・コンクールで第2位を受賞。
アンサンブル Estampes(エスタンプ) の創設メンバーとして、2008年
イタリアのボンポルティ・コンクールで第4位、聴衆賞、最高通奏低音
奏者賞を、2009年ベルギーのブルージュにおけるコンクールで第1位、
新曲作曲賞を受賞。2010年代24回古楽コンクール〈山梨〉
(応募部門:バロック時代の旋律楽器、リュート属、声楽)で第1位受賞。
すでにヨーロッパ各国、日本において、ソリスト、室内楽、
オーケストラ奏者として活躍。

プログラム:
●聖ジュヌヴィエーヴ・デュ・モンの鐘の音 / M.マレ
●ソナタ / J.S.バッハ ほか

チケット発売 9/13


12/22(水)18:45
市内在住の音楽家が集う
ミュージアム・クリスマス
ローランド・ファミリーコンサート

児童合唱の清らかな歌声、天から降り注ぐオルガンのサウンド。
ヴァイオリンの甘いメロディーにフルートの戯れ。
素朴で温かなリコーダーとスウィートでクリスタルなサクソフォン・・・・・・
市内在住の音楽家が集い、ミュージアムで静かに楽しむ音楽のクリスマス。

演奏:
浜松ライオネット児童合唱団/コーラス
小松真由美/電子オルガン
森下香菜絵/ヴァイオリン
嶋和彦/司会&リコーダー
長瀬正典/サクソフォン&リコーダー
本多由美恵/電子ピアノ
ミックス・フルーツ/フルート・カルテット

プログラム:
アヴェ・マリア / F.シューベルト
主よ、人の望みの喜びよ / J.S.バッハ
小さなイエス様 / ポーランドのキャロル
小さなもみの木 / ロシアのキャロル
ママがサンタにキッスした / T.コナー
ひいらぎ飾ろう / 賛美歌
甘き歓喜のうちに / M.プレトリウス
エストレリータ / M.M.ポンセ
そりすべり / L.アンダーソン
ほか

チケット発売 10/22



1/15(土)18:30
ノルウェー・ハルダンゲル地方の国民的楽器
ハルダンゲル・フィドル

ノルウェー西部、美しいフィヨルドで知られるハルダンゲル地方に伝わる
国民的伝統楽器“ハルダンゲル・フィドル”(ハルダンゲル・ヴァイオリンとも。
現地名はハーリング・フェーレ)。大作曲家グリークも愛したノルウェーの
民俗ヴァイオリンだ。弓でひく4本の弦の下には5本の共鳴弦が通り、
楽器全体には真珠母貝の象嵌細工で施された美しい花模様。
通常のヴァイオリンとは異なる調弦と独特の奏法から生まれるその響きは、
オーロラのような澄んだきらめきに満ちている。

演奏: 山瀬理桜

山瀬理桜
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ヴァイオリン科卒業。ヴァイオリンを江藤俊哉氏、
江藤アンジェラ氏の各氏に、ハルダンゲルヴァイオリンを故ハールバル・クヴォーレ氏に師事。
1992年より国内外のオーケストラと共演、ノルウェーの「ムンク美術館内ホール」をはじめ、
日本と北欧のコンサートツアーを開始。NHK総合「スタジオパークでこんにちは」に出演他、
朝日新聞「天声人語」や日本経済新聞の文化面等、国内でも各メディアで紹介され、
ノルウェーでも常にエンターテインメント情報のトップで取り上げられている。
10年以上にわたる北欧でのコンサート活動と共に、日本へ北欧クラシック音楽を
紹介する活動も高く評価されている。オリジナルCD多数。三鷹の森【ジブリ美術館】で
定期上映中の宮崎駿監督の短編アニメ『水グモもんもん』の音楽監督(作曲・演奏)担当。
スタジオジブリ『ゲド戦記』にもハルダンゲルヴァイオリン演奏で参加。
2009年12月より、北欧文化を日本に紹介し文化交流を図る組織「(社)日本ハルダンゲルクラブ」の
理事長に就任。オフィシャルホームページhttp://www.rioyamase.com

プログラム:
ノルウェーダンス / ノルウェー&北欧民謡
音楽劇「ペールギュント」より〜ハリング〜/ E.グリーグ
アメージンググレイス / 讃美歌  ほか

チケット発売 11/15


2010年前期



(チラシを拡大して見られます。PDF形式、484KB)

5/8(土)18:30
 二人八弦十色
〜ライヴァル二人の競演〜

ルイ15世の時代に生きた、作曲とヴァイオリン演奏におけるフランス・バロック音楽界の
巨匠ルクレール。同じ時代にルクレールをしのぐ演奏技巧を持つといわれ、宮廷楽団の
地位をめぐってルクレールと対立した、イタリア生まれのヴァイオリン奏者ギニョン。
二人の作品をヴァイオリンデュオで愉しんでいただく。

演奏:アニマ・コンコルディア(パウル・エレッラ 戸田薫)

プログラム:
●ヴァイオリン・ソナタ/J-M.ルクレール
●ヴァイオリン・ソナタ/J-P.ギニョン



6/2(水)19:00
ショパン生誕200年記念
ワルツに恋して…

今年はショパン(1810〜49)が生まれて200年の記念の年。ノクターン、
バラード、マズルカなどその作品は豊かな詩情にあふれているが、中でも
ワルツは洗練されたロマンティシズムと優美な雰囲気に満ち溢れている。
全14曲中から代表作を、ワルシャワ在住でショパン演奏のスペシャリスト
河合優子の演奏で贈る、至福のひととき。

使用フォルテピアノ:
プレイエル社製 1869年 パリ(楽器博物館所蔵)

演奏:河合優子

プログラム:
●ワルツ 第1番 変ホ長調 作品18 「華麗なる大円舞曲」
●ワルツ 第7番 嬰ハ単調 作品64の2
●ワルツ ホ短調 WN29 他




会場:楽器博物館地下展示室ホール

定員:100名

入場料:各1000円

チケット取扱い:楽器博物館、アクトシティチケットセンター、
          ヤマハミュージック東海浜松店にて各回2ヶ月前より。

予約・問い合わせは楽器博物館(053-451-1128)まで。