2015年5月27日(水)「奏でる喜びをともに~エラール・ピアノと人生の煌めき~」

erard2015-houkoku

シリーズ「フォルテピアノとその時代」の第3回「奏でる喜びをともに~エラール・ピアノと人生の煌めき~」を開催しました。今回は荒川智美さんとチェロの山澤慧さんによる、デュオ作品を中心とした演奏でした。

より華やかに、より大きな音を奏でられるように様々なアイデアが取り入れられたエラールのピアノは当時多くの音楽家に愛されていました。また新しいだけではなく、モーツァルトやベートーヴェンが愛したウィーン式アクションのピアノの繊細さや豊かな余韻などの特徴も持ち合わせていることも、当時の絶大な支持を得た理由なのではないかと荒川さんはおっしゃっていました。

プログラム最後のメンデルスゾーン作曲の「チェロとクラヴィーアのためのソナタ」の演奏後、1枚の絵を見せてくださいました。その曲が書かれた前年に彼がスイス旅行に行った際の絵だそうです。絵を描くのが大好きだったメンデルスゾーンはたくさんの絵画を残しています。彼が見ていた風景を今こうして見ることができるのは、とても貴重な機会でした。

ひとりでは奏でられないデュオならではの豊かな響き、共に奏でる楽しさを感じることのできる演奏会でした。

更新:2015/6/3

浜松市楽器博物館Webページの著作権は、すべて浜松市楽器博物館にあります。許可なく、複製・改変および無断転載・複写等を禁じます。