2014年7月27日(日)「雅楽の楽器・葦の笛 ひちりきを吹こう」

2014Hichiriki 

 

 篳篥(ひちりき)奏者の中村仁美さんを講師にお迎えし、初めて篳篥のワークショップを開催しました。篳篥は日本に千年以上前から伝わる雅楽で旋律を奏でる楽器です。オーボエやファゴットと同じダブルリードの管楽器で長さ18 ㎝程度と小さな笛ですが、とても大きな音が出ます。

 雅楽で最も有名な曲「越天楽」の旋律を吹くことを最終目標に、まずは「唱歌(しょうが)」という歌で旋律を歌いました。雅楽の曲は、音を文字や記号で書き表した楽譜と、それを歌う唱歌で伝えられてきました。参加者は唱歌の楽譜を見ながら先生の歌い方をよく聴いて、真似して何度も歌いました。

 旋律を大体覚えたところで楽器を持って吹いてみます。篳篥のリードである「蘆舌(ろぜつ)」は葦でできていて、奏者が葦材を調達し自作するもので、ひとつとして同じものがありません。温かい緑茶に浸しながら、開き具合など、先生がその場で細かな調整をしてくださり、参加者全員が音を出すことができました。

 最後に「笙」と「龍笛」もご紹介いただき、雅楽の3種類の管楽器を間近で聞く貴重な機会となりました。日本の伝統音楽の中でも触れる機会の少ない雅楽ですが、このワークショップを通して、参加者の皆さんには雅楽をより身近に感じていただくことができたのではないでしょうか。

更新:2014/8/31

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